3グレードの展開
9月6日、 トヨタの北米法人は、日本でも発表済みの「GRカローラ」の価格やグレード構成を発表した。
ラインアップされるグレードは「Core」、「Circuit」、そして限定モデルの「Morizo Edition」の3種類。搭載するエンジンは「GRヤリス」が搭載する1618cc直列3気筒ガソリンターボ・エンジン「G16E-GTS」だ。駆動方式はスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」 で、3モードから任意で選べる。トランスミッションは「iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)」と呼ぶ6MTのみ。
ベーシックなCoreに対し、Circuitは前後のトルセンLSDやアップグレードされたブレーキ、シートヒーター、プレミアムタイプの オーディオなどを装備する。これらの快適装備はCoreにも装着可能であるものの、ほとんどがパッケージオプションとなっており、たとえば「テクノロジーパッケージ」(770ドル:約11万1000円)を選ぶとJBLのオーディオシステムとワイヤレススマートフォンチャージング機能が追加される。
トップグレードのMorizo Editionは、最大トルクが向上したエンジンや ミシュラン社製専用タイヤなどによって走行性能を高めたうえ、徹底した軽量化のため、リアシートも取り外された。
新型GRカローラの価格はCoreが、3万6995ドル(約533万円)、Circuitが4万3995ドル(約634万円)、Morizo Editionが5万995ドル(約735万円)。Coreは今年後半にデリバリー予定で、ほかのモデルは来年にずれ込むという。
※1ドル=144円で算出(編集部調べ)
文・稲垣邦康(GQ)