貨車

2019年12月18日 (水)

「ワム3500形式を探る」発刊のお知らせ

今年3月に「三十噸積石炭車セキ1形式を探る」を刊行した鈴木充さんが、「ワム3500形式を探る」という本を刊行しました。

今回は72ページに折り込み図面も入った豪華版で、詳細な分類と部分写真もたくさん入った、
難解なワム3500を余すところなく網羅したまさにワム3500の決定版と言えるものとなっています。
自費出版のため、一般の書店等では購入できませんが、ここから購入できます。
内容の詳細も見ることが出来ます。
http://maine38.cocolog-nifty.com/blog/wm3500-1.html  
20191218-205924

 

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2018年3月 7日 (水)

一冊の本 高精細画像で蘇る150年前の幕末・明治初期日本

今日、近所の書店で見つけた本です。
「高精細画像で蘇る 150年前の幕末・明治初期日本」

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  当ブログの2013年12月24日の「 一枚の写真から 12 貨車編 ある貨車」で取り上げた、正式開業前の横浜駅の写真が載った高精細な写真集です。
  出版は、この写真を発見した、東京大学史料編纂所 古写真研究プロジェクト。
件の写真を撮影した、ミヒャエル・モーザーと、その師匠ヴィルヘルム・ブルガーの写真、それと二人が収集した当時日本で撮影された写真を最新の技術によってデジタル化されたものです。

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  ガラスネガを高精細で複写して、そのままの全体像と、重要部を大きく拡大したものが掲載されていて、横浜駅の全景を撮った写真があり、この写真はその一部の拡大で、ラティス状の扉を持った貨車や後の160形機関車等が写っている写真です。
  前回の新聞の写真では分からなかった全体のディテールがはっきりと写っています。

駅全体の横からの撮影で、駅の横の機関庫設備や機関庫の中の機関車も見えます。

この本では鉄道関係はこの1枚だけで、価格は税込み5,940円と少々きついですが、他の写真では、甲武鉄道が線路を敷く前の神田川の様子や維新前の江戸城、清水寺から見た当時の京都の街並み等、日本で最初に撮影されたと言える写真が多くあり、昔の街並みや人物等、非常に興味深いものとなっています。

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2017年12月12日 (火)

操重車とチキ

これ、何だか分かりますか?

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1/80で大きさはこんなの
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前から欲しかった、チキの柵柱受です。
フェイスブックで知り合った友人がご自分用に作ったものを余分に作って頂いたんです。

チキ1000から3000くらいまでに使用できます。

実物はこんなの、これと比べると、本当によく出来てるでしょ
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チキ1500の物です、楔がはまるところが補強されています。

図面
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チキと言えば
35_1000_1928_003_001
これはチキ1000。

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あれれ、前が切れちゃいましたねぇ。

これなら
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あれあれ

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ってことで、操重車がメインですねぇ。

まじめにチキの全景
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やっぱり操重車ですねぇ。

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本当はチキ全体や、チキの部分を白黒で撮ってるんですが、スキャンの時間がないのでこんなところでご容赦を。

そのうちスキャンしたら、部分写真をアップしますね。

冒頭の柵柱受、再発注するそうなので、欲しいと思われる方は、右のGコードの上の「メールを送信」で、返信用のアドレスを書いてメールをください。
折り返し製作者のアドレスをご連絡しますので、各自お話ししてくださいね。

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2016年5月29日 (日)

一冊の本 客貨車諸部名稱圖解 11

客貨車諸部名稱圖解、今回はブレーキ装置です。

図77 二軸緩急車のブレーキ装置
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部品は手ブレーキ関係ですね。

図78 ブレーキ装置部品
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図79 妻取付部品
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1番は手ブレーキハンドルカバー、2は妻手すり、3は ステップ 、4は標識灯掛けです。
その標識灯掛けは、明治33年から昭和3年の廃止まで使われた、後部の上下の標識灯に使われたものです。
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別府鉄道廃止まで倉庫として存在したワフ101にはまだ残っておりました。

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元々は左右にあった物です、上の左、下の右は失われていますが取付穴は残っています。

図80 手ブレーキ装置
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図77より簡易な構造の手ブレーキ装置です。

図81 真空ブレーキシステム図
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左端は機関車、その右は炭水車、右は客貨車で車掌弁付き。

図82 真空ブレーキ付2軸客車のブレーキ装置
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図83 真空ブレーキシリンダ
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図84 真空ブレーキシステム部品
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16~20はVAN VALVE(車掌弁)です。

図85 車輪周りのブレーキ部品
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これは説明の必要ないですね。

今回はここまで。
次回、諸設備で終了です。

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2016年5月21日 (土)

一冊の本 客貨車諸部名稱圖解 10

客貨車諸部名稱圖解、今回は連結器から。
図69 連結器 引棒
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大正14年の自動連結器への一斉交換以前の本州の標準的な連結器で、次図の緩衝器と共に使います。
参考図
2004101116075800017
フックの後ろの棒はずっと後ろに伸びて、車両の中央で継ぎ目を設けます(3,11および12,13)、その前後の横ハリ部に8~10の緩衝装置があります。
ボギーの場合は前後を通してはいません。
図70 連結器 緩衝器
1914_193_70
端バリの左右に4フィートの間隔で取り付けられています。
5が端バリに取り付けられ、2,3が前後に動きます。
5の中には6のたけのこバネがあり、これで緩衝します。
14から16はステップの受けです。
図71 引っ張りネジ
1914_195_71
図69の2番の穴に本図の5番を差し込んで組み立てます。
2番はターンバックルになっていて、上下で右と左のネジになっていて、7,8を回すと上下のリングが伸縮します。
10から14のチェーンはねじを締めた上に引っ掛けて安全策としています。
図72 鎖掛け
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車両の妻板下部に付くフックで、図71のネジを回している時に鎖を一時掛けておくものです。
 
図73 自動連結器
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ジャーニー式と呼ばれるもので、北海道では各種の自動連結器がありました。
 
参考に大正9年発行の「各種自動連結器名称録」から写真を紹介します。
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「ゼニー式」と書かれているのがこれです。
この本もいずれ紹介したいですね。
 
図74 自動連結器取付
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北海道の有蓋車に取り付ける図面です。
後のものより低く、連結器中心高さは26.5インチ(673.1mm)です。
次は車輪です。
 
図75 輪軸
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図76 タイヤ断面
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輪軸に関しての説明は、この時代の本を紹介しようと思います。
「客貨車の話」大久保寅一著、大正15年第2版より
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大正時代末期の本ですが、明治からの客貨車も開設されていて、非常に興味深い本です。
上記、連結器の本と共に紹介したいですね。
次回の客貨車諸部名稱圖解はブレーキです。
 

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2016年5月17日 (火)

一冊の本 客貨車諸部名稱圖解 9

客貨車諸部名稱圖解、貨車の続きです。

図56 冷蔵車
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図57
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これは、日本で2番目に作られた冷蔵車、レソ210ですね。
当初レ11~30として作られ、明治44年にレソ210となって、昭和3年にレ1の6~12になったと「RMライブラリー27」に書かれています。

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貨車はここまで。

次はボギー台車です。
図58 4輪ボギー台車
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所謂ミッドランド型と言われるものですが、「レイル16号」の吉雄氏の記事によれば、明治33年から作られたもので、明治33年式と呼ぶそうです。
この項で私がグループ分けした、「明治30年型」で採用されたものが多いですね。

図59 4輪ボギー台車部品 1
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番号1の2種と、3番はどれもボルスターハンガーとなってるので、違う台車のものが入ってるようです、この台車のものは1の右側の方です。

図60 4輪ボギー台車部品 2
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番号10と11は下揺れ枕、10の両端のくぼみに59図の2番がはまります。
その他の部品はブレーキ部品ですね。

図61 6輪ボギー台車
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これは「明治39年型」客車に使われた台車で、台車も「明治39年式」と呼ばれています。
この後の3軸台車に採用された側受のアーチ形の梁のないシンプルな構造で、山陽鉄道が作った台車を元に作られたと吉雄氏の記事に書かれています。

大正3年版追録の形式図所載の図

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図62 6輪ボギー台車部品 1
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番号2~7は前後の上揺れ枕を結ぶアーチバーですが、これが官鉄の特徴を表しています。
8,9,10は上揺れ枕、11,12,13はした揺れ枕です。

図63 6輪ボギー台車部品 2
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図64 6輪ボギー台車部品 3
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22のイコライザは、縦横比が狂っていますのでご注意ください。

図65 6輪ボギー台車部品 4
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ブレーキ関係ですね

図66 貨車用のアーチバー台車
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図67 ボギー台車のバネ
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図68 2軸車のバネとバネ受け
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次からは連結器です。

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2016年5月13日 (金)

一冊の本 客貨車諸部名稱圖解 8

久々の客貨車諸部名稱圖解、今回からは貨車です。
図43 有蓋車、この本の グラビアにある物です。
1914_129_43

元々5~7トン積みですが、大正時代に増頓工事を施工されて10トン積に統一されて、形式も「ワ50000」から昭和3年に「ワ1」となって、戦後まで国鉄で走ってました。
貨物鉄道博物館で保存されています。
5490p1050341

図44 有蓋車部品
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各部品がどこに使用されているのか、探してみてください。
図45 無蓋車
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明治の標準的な無蓋車です。
有蓋車同様、大正時代に増頓工事を施工されて10トン積に統一されました。
増頓後も元の形式で、昭和3年に「ト1」(初代)となって、戦後まで国鉄で走ってました。
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これも貨物鉄道博物館で保存されています。
246p1050534

図46 無蓋車部品
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図47 ボギー有蓋車
1914_139_47

北海道で使用されたものです。
これでしょうか
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これかもしれません
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北海道では線路の規格が低く、軸重の関係で初期からボギー車が発達しました。
図48 ボギー有蓋車の引戸
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図49 ボギー無蓋車
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これも北海道で使用されたものと思われますが、形式を特定できません。
図50 当時は材木車と呼ばれていました。
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ちょっと違っていますが、この辺りと思われます。
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荷重10トン、「チ」ですねぇ、けど、昭和3年まで持たなかったようです。
図51 ボギータンク車
1914_147_51

これは日本の物ではないようです。
図52 ボギー無蓋車
1914_149_52

これも図49と同様、北海道で使用されたものと思われますが、形式を特定できません。

図53 側開き式石炭車
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これは日本の物ではないように思うんですが、真空ブレーキとバッファ、日本の物の可能性もあります。
図54 底開き式石炭車
1914_154_54

これは元九州鉄道の物です。
3_406
図55 ボギー石炭車
1914_156_55

これも日本の物ではないように思います。
今回はここまでとします。
一冊の本 客貨車諸部名稱圖解 7

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2016年4月19日 (火)

京都鉄道博物館へ行ってきました

京都鉄道博物館は29日のオープンですが、それまでにいろんな関係で内覧会が行われてるようで、私も行ってきました。

オープン前の予備知識として、少々偏った紹介をいたしましょう。

元、梅小路蒸気機関車館の入り口である二条駅駅舎の横のエントランスから中へ入ると、電車やらC6226やらが、ホームのスロープから顔を出した形で展示されていて、車輛の途中から先は完全にホームに埋まって、床下は全く見ることが出来ないようですが、ホームから客室内はよく見ることが出来ます。一般の人は床下や台車など興味はなく、これで良いんでしょうねぇ。
けど、DD54もこの方式なので、貴重な台車は全く見ることが出来ないのは一部のDLマニアにとっては悲しいかもしれませんね。

そこはさらっと通過すると、入り口があって、それを入るとこれが目に入ります
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人が多くて、無人撮影はあきらめました。
弁天町時代と違って両側を間近で見ることが出来てうれしいですねぇ。
大宮の鉄道博物館より明るく、全体にゆったりと配置されているので、この環境なら言う事なしです。

そのまま進んでいくと
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背景は明るいですが外ではなく、3階までの吹き抜けです。
この機関車も以前と比べ、両側から間近に見られて幸せ~~~
他のもそうですが、下周りに照明が当てられてるのがいいですねぇ。

右を見ると
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前より広くなって喜んでるようですねぇ。

1800の奥を左に曲がると
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ワム3500!こんなに綺麗なオリジナルのワム3500!感動です。
吹田教習所にあった物でしょうか。
もう一枚、2階から屋上を見ることが出来ます。
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貨車のキャンバスの貼り方が分かりますねぇ。

貨車と言えば、1/5スケールのレ1300!
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レ1300は組立図はありますが、写真は少なく、この模型を元に模型化も可能ですねぇ。
ただ、残念なことに、部屋が明るいので、ガラスケースに反射してろくに写真が撮れない事ですね。
これの横には、カ1500とワフ21000の模型がありました。

後は電車やらキハ81やDD51やEF66なんかが居ましたがどうでも良いので2階から機関庫への連絡デッキへ。
蒸気機関車専用の研修庫を上から眺めて扇形庫へ。
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たたずまいは以前と同じ、耐震工事が物々しいですね。
屋上の看板は「梅小路蒸気機関車館」から「梅小路蒸気機関車庫」に変わっています。

近寄って世にも珍しい、扇形に移動する天井クレーン
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明るい色に塗られてよく見えるようになりました。

スチーム号はC62牽引ですが、客車が新しくなっていました。
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客車は前よりは普通の客車に近くなりましたが、魚腹台枠が丸出しなので貨車から格上げですね。

他に、EF58や65、ジオラマ等、いろいろあるようですが、時間の都合・・・で見に行けませんでした。

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2016年2月24日 (水)

一冊の本 客貨車諸部名稱圖解 7

客貨車諸部名稱圖解、今回からは下周りです。

図39 6輪ボギー車台枠
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「明治39年型」と思われる台枠ですが、サイズ的に車体長の短いタイプの物です。
明治45年式台車以降にあるアーチ梁が無いので、台車側受が横ハリに斜めについています。枕梁は大きな荷重を受ける構造にはなっていなくて、中心ピンとしての役割が大きいように見えます。
台枠の横方向の剛性を高めるための大きな筋交いがありますね。
下の断面図で、トラス棒を支えるクインポストが2本しかないのが短いタイプの特徴で、長いタイプは他のグループの客車と同様に4本あります。

図40 台枠部品
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1はトラス棒のターンバックル、2は前図の12番側梁の外側に付く長土台受です、3はクインポスト、4は真空ブレーキシリンダ受、5-8はブレーキ関係、9-15は中心ピン詳細です。

図41 2軸車台枠
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鋼木合造台枠です。
側ハリ(1)はⅠ形鋼、その他は木材で、6,7の長ボルトで引っ張って9で補強しています。
連結器のバッファは端バリ、フックは端バリから斜めに出たビームの先の横ハリにバネを介して取り付けます。
圧縮に弱い鉄と、引張に弱い木の性質をよく理解した上での設計ですね。

図42 台枠部品及び軸箱
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2軸車台枠の部品、と言っても、軸箱関係なんですが、1、2は軸箱守、ペラペラの板ですが、1と2は鍛接で接合されています。
3は軸箱守控、5は軸箱守をⅠ形鋼の側ハリに4で付けるためのスペーサです。
6-12は軸箱関係。左上の軸箱の図は1画法なので注意してください。

図43からは貨車になりますので、次からとします。

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2016年2月21日 (日)

一冊の本 客貨車諸部名稱圖解 6

客貨車諸部名稱圖解の続き

図30 腰掛布団と網棚
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中等車か上等車用の腰掛ですね。

図31 網棚金具
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図30の物に比べて凝ったデザインですね。
6~10はカーテン用の部品です。

図32 洗面台設備
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蛇口は無く、ボールに水を溜めるようになってるようですね。
10はタオル掛け、11はコート、帽子掛けです、凝ったデザインですね。

図33 洗面所付属品
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図32とは別タイプの洗面台です。
13鏡の左に飲料水タンクがあってプッシュタイプの蛇口が付いています。
9はコップ置き、14は注意書きとの事です。

図34 便所設備
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1,2は大便器(和式)、3は隅付けの小便器で4はその排水管、5~7は手洗器、8は壁付けの小便器、9~11はペーパーホルダーですね、ロールペーパーをバネで挟み込むようになっています。12,13は洋式便器ですね、上等車等、一部の客車に装備されています。

図35 便所指示機
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6を回転させて4で5の文字を塞ぐようになっています。
6を7に掛けて扉のロックも兼ねています。

図36 貫通幌
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現在のような引掛け式ではなく、パンタグラフによってバネで押し付ける方式です。
下は解放で、11~14のガイドバーで幌を案内しています。15は折り畳んだ時のフックです。

図37 郵便授受器
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郵袋を、駅で停車しないで、走行しながら授受する装置です。
右が地上側設備、左が郵便車で、大きな扉の下半分だけを開いて網を出してキャッチします。日本では鋼製のマユ31まで設備がありますので、その頃まで使用されたと言う事ですね。
この装置は、ちょうど使用中の写真があります。
渋沢栄一の長男渋沢篤二が明治後期に撮影した写真を息子の渋沢敬三が昭和38年に出版した「瞬間の累積」から。
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客車は「明治39年型」のオユニ9920です、ちょっと分かりにくいですが、オープンデッキです。
当時の走行写真は珍しいですねぇ。
自費出版なのか、価格が書かれていませんが、そのせいか、印刷はあまり綺麗ではないのですが、あまり手に入らない本だと思います。
図9で参考に掲げた2等座席郵便合造車(ホハユフ8100)にも装備されていますね。

図38 汽動車
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これは明治39年に関西鉄道がハンガリーのガンツ社から主要部分を輸入して、四日市工場で車体を製作したものです。
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営業運転は明治42年から湊町-柏原で開始されたが、使いこなせず、45年には運転を取りやめてしまいました。

今回はここまでとします。

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より以前の記事一覧

  • 一冊の本 客貨車諸部名稱圖解 5 2016.02.18
  • 一冊の本 客貨車諸部名稱圖解 4 2016.02.15
  • 一冊の本 客貨車諸部名稱圖解 3 2016.02.12
  • 一冊の本 客貨車諸部名稱圖解 2 2016.02.09
  • 一冊の本 客貨車諸部名稱圖解 1 2016.02.05
  • 貨物鉄道博物館に行ってきました 2 2015.12.11
  • 貨物鉄道博物館に行ってきました 1 2015.12.08
  • 白馬へ行ってきました 2015.07.26
  • 一冊の本 シキ170について 2 2015.03.29
  • 一冊の本 シキ170について 1 2015.03.27
  • 兵庫県立考古博物館特別展と別府鉄道保存車両の現状調査 2014.10.12
  • 一枚の写真から 23 土木学会図書館所蔵の写真 1 2014.05.27
  • 一冊の本 鉄道設計図表全集 橋梁の部 5 架橋用操重車 2014.05.24
  • 一冊の本 5680の詳細図 8 貨車 2014.02.10
  • 一冊の本 5680の詳細図 7 ボギー客車と客車の部分 2014.02.08
  • 一冊の本 5680の詳細図 6 二軸客車 2014.02.06
  • 一枚の図面から 8 3軸貨車トキ900の下周り 2013.12.26

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